今回はwindowsを使用しているイラストレーターやデザイナーの皆さんを対象に少し便利なイラストレーターの使い方を紹介します。
RAMDISKというのをご存知でしょうか?
簡単にいうとRAM=メモリの一部をDISK=仮想HDD化する運用法です。
RAMDISKはなんと、HDDの100倍、SSDの10倍以上のアクセス速度が期待できます!
一般的にブラウザのキャッシュフォルダ等をおき、ネットへのアクセスを快適にするといった使い方をされています。
これまで標準だったXP等の32bitOSではメモリは3ギガちょっとしか認識しません。2ギガのメモリを2本さしていても、なんと残りの1ギガ程度は認識されていないのです。
で、その認識されていない無駄なメモリを有効に使おうってのが本来のRAMDISKのあり方なんですが、逆にメモリ激安のこの時にその高速性を最大限活用するため、認識されない領域を大量に作ってでもわざわざ大量のメモリをつみ、それをRAMDISK化していろんな物を高速活用しちゃおうってのが今回の試みです。もちろんwin7の64bitでも可能ですよ。
RAMDSIKに使用できる容量が多ければ、アプリケーションを保存することも可能です。立ち上がりの遅いソフトをインストールすればサクサク起動しますよ!さよならストレス!私の環境ではIllustratorは2秒、Photoshopは1秒で立ち上がってます。ふふふ
さてそれでは、そんなRAMDISKの施行方法をご紹介。
1)メモリをたくさんつむ
PCの規格とメモリスロット数を確認しその数×4GBのメモリを買うのがお勧め。
今メモリは激安です。価格コムの最安値では4GB×2枚で3千円弱くらい。
ちなみに私は24GBつんでいますw
2)RAMDISKソフトをインストール
RAMDISK化するソフトには色々ありますので選ぶのが大変です。私もあらゆるソフトを試しました。ポイントは対応しているOSと、なによりバックアップの可否と使用可能な領域の最大値が重要。
RAMDISKの実態はメモリなのでPCの電源を落とすと記憶されている情報は消えてしまいます。
そうならないために「イメージ保存」が出来るソフトが必要です。イメージ保存すればインストールされた内容を別のHDDにバックアップして再起動時に読み込んで復活します。
RAMDISIKにはフリーのソフトも沢山ありますがバックアップ出来るものは限られてます。
また、仮想HDDとして使用できる最大メモリ容量や使用できるOSも制限されている物も多いため、私は4GB以上を使える「VSuite Ramdisk (Server Edition)」というのを使っています。
試用期間もあるのでおためしあれ。フリー版もあります。
VSuite Ramdisk | 対応bit | 価格 | 1DISK最大 | トータル最大 | BACKUP |
Free Edition | 32 | 無料 | 4GB | 4GB | × |
Standard Edition | 32 | $29.95 | 4GB | 6GB | ○ |
32/64 | $39.95 | ||||
Professional Edition | 32 | $49.95 | 4GB | 無制限 | ○ |
32/64 | $69.95 | ||||
Server Edition | 32 | $99 | 無制限 | 無制限 | ○ |
32/64 | $119 |
3)ドライブ作成
adobeのソフトをインストールするのに必要な容量は、すでにインストール済みの場合ならCドライブのプログラムファイルにあるadobeフォルダの使用容量を確認出来ます。
あとは使用するソフトの指示にしたがってその容量よりやや多めに設定した仮想HDDを作成。
容量をあまり大きめに設定するとイメージが大きくなってPC起動時の読み込みに時間がかかりすぎてしまうのでご注意。
そして設定で「イメージ化して保存」といった感じのものを選びましょう。
4)adobeソフトをインストール
すでにインストールしている場合は、完全にアンインストールしてください。
ファイルがCドライブに少しでも残っていると自動でCドライブに再インストールされます。
5)RAMDISKの設定で、バックアップのチェックをはずす
ソフトによっては毎回PCの電源を落とす時に保存されてしまうので時間がかかります。
保存はadobeソフトをインストールした時の1回でOKです。それ以降はチェックをはずしておき、立ち上がる時に読み込むだけの設定にしておいてください。
また、チェックをはずすとバックアップもイメージの読みも行わないソフトもあります。確かBUFFALOのRAMDISKがそうだったような。VSuite Ramdiskならその心配はありません。
あとはUPデートした時なんかは改めて保存する設定にすればいいでしょう。
これで終了です。
ページングファイル
メモリが足りません。という警告が出る事がよくある人は、ページングファイルをRAMDISKに割り当てるといいかもしれないです。
マイコンピューター>右クリック>システムのプロパティ>パフォーマンス>設定>詳細設定>仮想メモリ>変更
で設定が出来ます。通常Cドライブに2G~4Gくらいになっているとおもいますが、私の場合はCドライブはなしにして、RAMDISKに10G割り当てました。
↓こんな感じです。
C:=ページファイルなし
Z:[RAMDISK]:カスタムサイズ 10000-10000
このページングファイル用のドライブは、さきほどadobeのソフトをインストールしたドライブとは別のドライブにしてくださいね。保存チェックは不要です。
※MAC用RAMDISKもあるみたいですのでさがしてみては。
それではノシ
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